まだまだ寒い日が続いてますね〜
この間、信越線が大雪で立ち往生のニュースがありましたが、いくら雪に強い新潟でも一度に何十cmも雪が降られるとああいうことが起きてしまいます。
先週テレビ番組で、豪雪地帯ではどのような大雪対策をしているのか?という特集がありました。その中で消雪パイプについての話があったので僕の方でもお話しようかなと思います。
↑まずこれが消雪パイプというものです。
写真は僕の家の近くで撮りました。仕組みとしては、この水は水道水ではなく、地下から水をポンプ汲み上げて、その水を流しているというものになります。
地下水を利用してるので、汲み上げすぎると毎年この時期に「地盤沈下注意報」、その上の段階で「地盤沈下警報」という情報が出ることがあります。
先週上越地区でも出ていましたね。この情報が出ると、消パイの水の量が少なくなったり、水が止まることもあります。こうなるとちょっと大変ですね。
あ、新潟県では消雪パイプのことを「消パイ」と略します。
↑次に、少し分かりづらいかもしれませんが、水が勢い良く出ているのがわかるでしょうか?
消雪パイプは基本4つの穴から水が出るのですが、その穴が砂や埃などで塞がると、このように水が偏ってしまい、水が勢い良く出てしまいます。
たまに人の背丈ぐらいまで水が勢い良く出てる時もあります。
↑全ての穴が塞がると、このように奥の消パイのように全く水が出なくなってしまいます。
これを防ぐために例年、雪が降る前の10月〜11月頃に1回水を出して、水道局の方がドライバーみたいな道具で、水が出る穴の砂や埃を取る作業をしています。
まあ、この作業は大きな通りが優先されるので、僕の家のあたりはだいぶ田舎なのでできなかったんでしょうね。
最後に、この消雪パイプは夏にも使われるんです。どういうことかというと、打ち水の代わりに利用されます。
新潟県の夏の風物詩としてよくニュースでも取り上げられます。
このようにですね、他にも大雪の対策はたくさんあるので、時間がある時にまたお話しようと思います。