2020年の国体、「鹿児島国体」の年内開催を断念へー共同通信【国民体育大会の存在意義を考える】
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第75回国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体~熱い鼓動 風は南から 2020~」のマスコットキャラクター

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鹿児島県の三反園訓知事が明かす

鹿児島県の三反園訓知事は6月11日、今年の10月に行われる予定の第75回国民体育大会、

「燃ゆる感動かごしま国体〜熱い鼓動 風は南から 2020〜」の年内開催の断念の考えを明かしました。

鹿児島県としては、1年程度の延期を関係機関要望してるとのことです。

国体が行われなければ、1946年(昭和21年)以来初めてとなります(過去に縮小開催などはあり)。

そもそも延期できるの?

そうなんですね、国体はそもそも数年先まで開催地が決まってるんですよねー

都道府県持ち回り開催でね。

具体的に開催地がどんな感じになっているかと言うと、

開催年 開催都道府県
2020年 鹿児島県
2021年 三重県
2022年 栃木県
2023年 佐賀県
2024年 滋賀県
2025年 青森県
2026年 宮崎県
2027年 長野県
2028年 群馬県
2029年 島根県
※2030年〜2032年は開催地未定、2033年は鳥取県で開催
出典:国民体育大会ーウィキペディア

ってな感じになっています。

仮に今年の鹿児島国体を1年延期となると、来年以降の開催地を1年ずつずらさないといけないんですよねー

すでに今後国体が開催される都道府県からは対応策とってほしいって声も出てるらしいですよ
↓↓↓

国体の開催年に合わせて作ったスポーツ施設や、

あと選手の育成もですよね、競技によっては年齢制限がある競技もあるので、何年も前から開催年に合わせて強化を進めている自治体もあるのでね。

...ってか、それがそのスポーツにとって、今後発展させていくためにいいんだろうかw

いいかどうかはとりあえず別の話だと思います。

国体におけるサッカー競技

現在国体のサッカー競技は、

  • 成年男子
  • 女子
  • 少年男子

の3つの種別に別れて行われています。

チームの編成は、それぞれの都道府県に任されていて、

  • その都道府県の各チームから選抜チームを編成して出場
  • あるチームがそのまま都道府県代表として出場

...などがある感じですね

ちなみに出場選手はは全てアマチュア選手で編成されて、プロ選手は出場できません。

国体サッカー競技の世代別強化の立ち位置

2006年(第61回)より、成年男子・少年男子の出場区分が「成年男子:17歳以上」「少年男子:16歳以下」に改められた。

これは少年男子を従来の18歳以下から16歳以下に対象年齢を引き下げる事で、所属チームでの活動に加えて国体に参加する事で起こっていた高校三年・二年の選手の過密日程を緩和すると共に、

日本サッカー界の強化のボトルネックとなっていた「素質は優れていても上級生に阻まれ出場機会を得難い高校一年」や「高校受験でサッカー部を引退する中学三年」という年代に対して試合出場の機会を与える事で日本代表におけるU-17年代の強化に繋げる為である。

国民体育大会サッカー競技ーウィキペディア

少年男子なんですけど、昔はか各ブロック予選を勝ち抜いた学校ごとの出場だったんですね。

それで高校三冠といえば、

  • 選手権
  • インターハイ
  • 国体

の3つでしたね。

現在は、

  • リーグ戦
  • 選手権
  • インターハイ

となっています。

上の引用した文章に書いてある通り、現在少年男子は16歳以下の出場になるので、

高校1年生高校2年生の早生まれまでが少年男子に出場することができます。

もちろん力があれば中学生が選ばれて出場することもありますよ。

まあこんな感じで、サッカー業界は国体をうまく世代別強化に当ててますよーってことですね。

実は国体は前からやんなくてもいんじゃね?って声かそこそこある

上に書いた通り、サッカーはうまく世代別強化に当ててるんですけど、

まあ国体ってビックな公共事業で、簡単に言うと巨額なお金が動くわけですよね。

そのために、むりくりいろいろやってきた、という歴史があります。

成績を残すために優秀な選手を県外からスカウトしたり、大量の体育教員を採用

なんと、これは僕が住んでる新潟での話ですねー

この記事に書いてあることなんですけど、新潟で国体が行われた1964年大会のときのことですね、

総合優勝は新潟がしたそうなんですけど、そのために、

成績を残すために優秀な選手を県外からスカウトしたり、

大量の体育教員を採用したってことがあったそうなんです。

なんか社会主義国がオリンピックでやりそうなこと平気でやってたんですねー

まあどっかの国はメダルたくさん獲るために国ぐるみでドーピングしてたりとかありましたよね。

もちろんこれはそこまで酷くないけど、、、

まあ国力を示すならぬ、

「県力を示す」

ってことですかねー

無駄に作られる陸上競技場

続いては「ハコ」の問題。

まあ上の記事にはその地域をまべんなく発展させるために、まだそこまで発展してないところに「ハコ」を作って、人を呼び込むために、

国体はアクセスが悪いところに陸上競技場をつくろうみたいなことが書いてあります。

まあ僕も何回かこのサイトやツイッターで何回か言ってるんですけど、

総合型の競技場は時代遅れなんですって。

新潟県の「ハコ」の状況

僕が住んでる新潟県はどうだろ、

まあちゃんと調べたことないけど、各市町村ごとにひとつはあるんじゃないですか、陸上競技場。

新潟市には新潟市陸上競技場と、ビッグスワン2つも陸上競技場ありますよね。

前者は1964年開催の新潟国体に向けて改修、

後者は2009年開催の新潟国体に向けて設計されたのち、2020FIFAワールドカップの開催が決まって、3万人の設計から4万人の設計に変更になった経緯があるそうですよ。

出典:
新潟市陸上競技場ーウィキペディア
新潟スタジアムーウィキペディア

まあアクセス的には新潟市陸の方がいいじゃないですか、

だから市陸を専スタに改修するのありかなって昔は考えてたんですけど、

あそこはなんか小中学生や高校生などが陸上競技の練習によく使われるらしいんで、じゃあダメかなってなったんですよね。

 

となると、やっぱりビッグスワン作るときサッカー専スタ作っとけばよかったんだよー

ちょっと前まで世界陸連公認の「クラス1」ってランクの陸上競技場だったんですよ、ビッグスワン。

クラス1はオリンピックや世界陸上やっていいよーってランクなんですよ。

でもよく考えると、新潟でオリンピックや世界陸上やるの?って話ですよねー

でこの間いつだったか忘れたけど、いろいろと金かかるから「クラス2」に自ら返上しますってニュースありましたよね。

よは宝の持ち腐れってことだったんですよね。

 

まあビッグスワンは悪いとは言いませんよ、陸上競技場の中では見やすい方ですしね。

あと、アルビにとってオレンジに染まったスタジアムで2003年11月23日にJ1昇格を決めた大事な場所でもあります。

ただ、ここ数年高校サッカー選手権で専スタに行く機会があるんですけど、やっぱ迫力全然違いますよ
↓↓↓

↑NACK5スタジアム大宮ー2019年1月2日
第97回高校サッカー選手権2回戦:帝京長岡ー旭川実業


↑埼玉スタジアム2○○2ー2020年1月13日
第98回高校サッカー選手権決勝:青森山田ー静岡学園

 

んと、最後の方は新潟ハコの状況について熱く話してしまいましたが、

今回を機に国体のあり方、立ち位置について考えてみるのもいいかもしれませんね。

https://www.tokisc.com/niigata-soccer-eikyou/

共同通信

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